■■■  自治体学  ■■■

 既成の学問は「国家」を理論前提とする「国家学」です。
 自治体学は「国家統治を市民自治へ」「中央集権を地方分権へ」「行政支配を市民参加へ」組替える実践理論です。「実践を理論化し理論が実践を普遍化する」市民自治の理論です。
連続講座「市民自治とは何か」
(カテゴリー: 自治体学講座
    さっぽろ自由学校「遊」 
  連続講座「市民自治とは何か」
 - 民主主義の理論=松下圭一を読む-

 市民自治とは民主主義の理論である。
国民の運命に関わる重大なことを、政府が秘密にして、それを知ろうとすると「懲役10年」の刑罰にする「秘密保護法」、
同盟国が戦争を始めると、日本が攻撃されていなくても、攻撃されたとして自衛隊を参戦させる「集団的自衛権」など、
「安倍内閣の暴走」を止める論拠を見出すために松下圭一を読む。

第一回 (日本の憲法理論)   5月13日
 憲法は1946年、天皇主権から国民主権の憲法に変わった。だが「国家統治の憲法理論」は変わらなかった。今も大学では「国家統治」を講義している。なぜであろうか。なぜ戦前の国家理論が続いているのかを考察する。それは憲法前文に「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意して憲法を確定した」私たちの責務である。
 民主主義は「国家が国民を統治支配する」ではない。 

第二回 (国家統治と市民自治)  6月13日
 「国家」の言葉は、権力の場に在る人達の「隠れ蓑」である。「騙しの言葉」である。
 「国家が国民を統治支配する」ではなくて、「国民が政府を制御し交代させる」のである。
 「国民」の語は、曖昧な「国家三要素説」によって「国家の一要素」にされるから、暫くは使わないのが賢明。
 「国家」でなく「政府」 「国民」でなく「市民」で考える。
 思考の道具は「言葉」である。

第三回 (市民の成熟)   7月1日
 民主主義の政治主体は人々(People)である。
 自由で平等な「市民」が「政治主体」である。
 「市民」とは
  ・古代ギリシャ時代の政治主体   家父長
  ・中世貴族社会の政治主体     貴族
  ・近代啓蒙期の市民         有産名望家
  ・現代都市型社会の市民      普通の人々
 「市民」と「住民」の違い。
  皇民・臣民、国民、人民、常民、平民、住民、市民、大衆、民衆

第四回 (市民政府の理論)  7月29日
 自治体とは役所のことか 札幌市と札幌市役所は同じ意味か
 自治体学は「政府」と「市民」の理論 市民自治の「政府信託理論」である。 
 選挙の翌日、市民は「陳情・請願の立場」に逆転する。
 その「理論と制度」を 国家学は批判しない。
   国家学は「国家統治の国家法人説」
   自治体学は「市民自治の政府信託説」

第五回 (民主政治の条件)
 人類史の二回目の大転換-都市型社会の成立
 市民社会の成熟
 「知っている」と「分かっている」の違い
 (講座参加者による討論)

テキスト 
・「市民自治の憲法理論」岩波新書     
・「日本の自治・分権」岩波新書       
・「政治・行政の考え方」岩波新書      
・「ロック『市民政府論』を読む」岩波現代文庫 

参考書 
・「成熟と洗練-日本再構築ノート」公人の友社
・「戦後政治の歴史と思想」ちくま学芸文庫  
・「政策型思考と政治」東大出版会             
・大塚信一「松下圭一・日本を変える」トランスビュー


 申し込み・問合せ 
札幌市中央区南1条西5丁目愛生舘ビル6F
NPO法人さっぽろ自由学校「遊」
TEL.011-252-6752 FAX.011-252-6751
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