■■■  自治体学  ■■■

 既成の学問は「国家」を理論前提とする「国家学」です。
 自治体学は「国家統治を市民自治へ」「中央集権を地方分権へ」「行政支配を市民参加へ」組替える実践理論です。「実践を理論化し理論が実践を普遍化する」市民自治の理論です。
「議会不信」と「議員の言動」
(カテゴリー: 自治体議会
  「議会不信」と「議員の言動」

 本日は東北大災害一周年の3月11日である。

 1 地方議会は「不信の代名詞」
 世の中で一番「信用できない」のは「地方議会」であると言われ ている。
 そのため、議会不要論の声すらもある。
 議員は当選すると、所謂『議員』に化身する。
 即ち、白紙委任されたかの如く「身勝手な言動」になる。
 「市民の面前」と「議会内の言動」は異なる。
 すなわち、『議員』は「二足の草鞋思考」になる。
 それが「議会不信の原因」である。

 2 北海道自治体学会のML
 2012年3月7日、北海道自治体学会のMLに「代表民主制と議会不信」を考える情報として、下記の「MLメール」を転送した。

 > 泊1・2号機廃炉の紹介議員を道議会議員の小林郁子議員に お願いしていました。
 >「私は忙しいから、原発の事にかかわっていられません」と断っ て来たそうです。
 > 全道の市民45団体の申し入れです。
 > 石狩の友人たちが驚いて知らせてきました。
 > 原発の事に係わっていられない道議会議員の仕事とは他に何があるのでしょうか?

 3 なぜ、実名のままで転送したか。
  北海道議会議員は特権を有する公的立場である。
  その言動には公共責任が伴う。
  もとより、議員の「私的言動」は保護され尊重されなければならない。
 しかしながら、今回の小林道議の「請願紹介に係る言動」は「私的言動」ではない。市民の「請願紹介」の依頼 を「忙しいから」と断わり、断わられた市民団体の人々は「呆気にとられ、ビックリし、怒っている」のである。であるから、公共的批判が為されるは致し方なき仕儀である。
 匿名にすべきではないと考えた。

 4 当事者から「情景と経緯」聴いた
  筆者は、3月11日に、札幌市内の映画館・シアターキノの「原発映画祭」で偶然、小林道議に「請願紹介を断られた」当事者の石狩の方と出会った。
 映画の後、断わられたときの「情景と経緯」を詳しく聴いた。
 断わられた市民が「呆気にとられ、ビックリし、怒っている」のは真実である。
 小林道議は「事実にないことを書かれて、私も驚いており、議員としての活動に支障も出ますので困っています」と、MLに書いている。
 しかしながら、メールの内容は真実である。

  5 筆者も同じような体験をした
   沖縄の市民団体から、本州(ヤマト)の議会で「普天間基地返還・沖縄米軍基地撤去」を論議して貰いたいとの要請があって、市民の方と一緒に小林道議に請願紹介を依頼した。
 (道議会は「陳情」と「請願」で取り扱いに大きな違いがある) 
  そのとき、理由も言わずに断わられた。小林道議に失望した。

   2011年7月、道立市民活動支援センター(道庁別館西棟)が、突然「縮小移転」と通告された。利用団体、市民グループは困惑した。


 同センターの所在が中央区であったので、中央区選出の小林道議に「担当部長との面談」の斡旋を依頼した。
 そのとき、曖昧な言い方に終始して「協力します」とは言わない。
 そして何もしなかった。その不誠実さに大いに失望した。

  福島原発の水素爆発で、泊原発プルサーマル3号機への不 安が高まった。泊周辺市町村の女性がバスに分乗して知事との面談を求めて道庁に集結した。そのときも小林道議は姿を見せなかった。

  泊原発の危険・不安が高まり札幌市内の各所で「討論集会や街頭デモ」が何度も開催された。だが、そこに小林道議の姿はない。
 筆者が所属するNPO団体が主催した「原発問題と自治体議員」の討論集会に、小林道議の自宅に「ハガキ」で出席を要請したが姿を見せなかった。

 6 「事実でないことを書かれた」
 小林道議は「自治体学会のML」に「私は、原発は道政上重要な課題だと思っていますので、道議になってから議会で何回か取り上げています」と書いて「転送メール」は「事実でないことを書いている」と批判した。
 しかしながら、「転送メールの事実」は、
①「忙しいからと断わった」
②「その断わり方に市民がビックリして怒った」である。
「道議会で質疑をやっていない」ではない。

 7 答弁調整の北海道議会
  ところで、その議会での質疑であるが、北海道議会は、全国にも有名な「答弁調整の議会」である。すなわち、「質問と答弁」を事前に「文章ですり合わせる」のである。
 高橋はるみ知事は「泊3号機のプルサーマル」の「運転を承認したい」知事である。殆どの人々そのように見ているのだ。その知事との「質問・答弁」を擦り合わせての「質疑」である。
 すなわち、エネルギー政策の「抽象的な質問」と「原則的な言い回し答弁」である。その質疑に如何ほどの意味があるというのか。
 知事も小林道議も「心底から原発の危険」を考えていないのである。 
 小林道議がこれまでに「答弁調整の議会慣行」や「会派拘束で議員の自由な評決権を妨げている」ことを、少しでも改めようとしたことがあったのか。
 何もしていないと断じたい。

 8 小林道議のあり様
  市民派を標榜しながら市民と連携せず信頼されない。
 いちばん良くないのは「市民派を名乗りながら、市民の信頼を裏切る議員」である。小林道議はその典型的な議員であると思う。
  であるから、実名のまま「メールを転送した」のである。

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