■■■  自治体学  ■■■

 既成の学問は「国家」を理論前提とする「国家学」です。
 自治体学は「国家統治を市民自治へ」「中央集権を地方分権へ」「行政支配を市民参加へ」組替える実践理論です。「実践を理論化し理論が実践を普遍化する」市民自治の理論です。
書評 「新自治体学入門」 高橋 徹
(カテゴリー: 新刊案内
 高橋 徹さんが、小著「新自治体学入門」の書評を自治体学会の「会報」に書いて下さったので、掲載する。

 とてもキツイ本で、読むと自分が最低の公務員のように思える。
自治体学とは何か、社会を考える羅針盤、理論、実践的批判的思考が残っているか、自己の主体的変革をしているか・・。
 自治体学会の設立の経緯、そして自治基本条例、住民投票条例、市町村合併、研修などを取り上げながら考察している。理論書であり、武芸書、啓発本、思想本だ。
 新しい用語が空虚に踊り、結局何も地方自治体は変わらない。その中で「前に進む」「主体的変革する」のは簡単ではない。そのためには、市民団体や地域のリーダ-に出会い、心から刺激を受け、自分と組織の足りない点を自覚し、自分の仕事を深く考え、文章にまとめ、職場で行動を起こす。
 必要なのは、その繰り返しなのだろう。
 しかし、人の数倍働き、軋轢を恐れず前に進む。そんな超人に、私はなれないでいる。社会理論も組合も憲法の精神も同時進行で衰弱しても尚、同じように前に進めるのか。  
 本当に夫婦で働きながら、子供を育てながらでもそれができるのか。
 職場、地域、市民団体、組合、家庭、自分の心を見つめ、それをこの本の内容と重ね合わせて、30代前半より若い世代にうまく伝え、彼らを育てられているかを、反省点として私自身の中でまとめ、理論を再構築する時期が来ているように思う。
 これからの時代を作る若い人を応援し、前に進みやすい仕組みを作り、可能な限りこの本が指し示す先達の道を受け継いで行きたい。
  森 啓 著『新自治体学入門 -市民力と職員力-』  
 (時事通信出版局 2008年 四六判 194ページ 2415円 (税込))
   (高橋 徹さんは神奈川県庁の職員で自治体学会会員)







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